熱中症に気をつける時期です!
こんにちは!スタッフ千野です。6月に入り、熱中症患者のニュースも出てきていますね。梅雨入りももうすぐですかね?
6月には熱中症予防のセミナーがあったのですが、開催できず…。(理由は察して頂けると幸いですw)
今回はブログで熱中症予防をお伝えします。
●熱中症の原因●
3つの要素があり、「環境」「身体」「行動」です。
「環境」…気温、湿度が高い。急に暑くなった日。エアコンがない部屋など
「身体」…短頭種。心臓疾患がある。シニアなど
「環境」…日中の散歩。室外飼育。水分補給が出来ない状態など
呼吸が荒い、ふらつき、よだれが出ている、下痢、嘔吐、全身の震えなどの症状があり最悪の場合、死に至ります。
暑さに強い犬種もありますが、日本の多湿気候には向いていないので注意が必要です。
●体温を下げる仕組み●
人間は汗をかくことで体温を下げます。体表に出た汗が気化することで体温を下げる、打ち水のような感じです。人間は汗を分泌するエクリン汗腺があるので汗がかけますが、犬や猫はエクリン汗腺がほとんど無く、汗を分泌することが出来ない仕組みになっています。
では、どうすれば熱くなった体温を下げるのか。
犬はハァハァと口を開けて呼吸することで体内の熱を逃しています。一方、猫は体毛を舐めることによる気化熱で体温を下げます。猫がハァハァと口呼吸しているのは危険な状態なのですぐ動物病院へ行きましょう。
●注意する子●
犬や猫の中で特に短頭種の子は注意しましょう。パグやシーズー、ペルシャエキゾチックショートヘア
などは鼻の穴が狭く、軟口蓋が比較的長いので気道を塞ぎやすい構造をしています。
そのため、呼吸がしづらく体温を逃しくくなってしまいます。
また、心臓に持病がある子や高齢な子にも注意が必要です。体温を下げるためにたくさん呼吸すると心臓もたくさん動かなければならず、心臓への負担が大きくなってしまいます。
●熱中症の症状●
・ハァハァとパウンティングがいつまでも続いている
・ボーッとしていて、目がうつろ
このような初期症状が見受けられた場合には冷水を身体にかけましょう。氷水は血管を収縮させてしますのでやってはいけません。体温を下げると同時に動物病院へ電話し、状況を伝えましょう。
・下痢嘔吐
・震え
・意識消失
このような症状は命の危険があります。すぐに動物病院へ受診してください。
●予防方法●
エアコンや扇風機で部屋を涼しくしましょう。ペットをお留守番させるときもエアコンを使用し、タイマーなどで止まらないように確認してください。ペット用の冷感グッズもあると良いでしょう。
日中の車内には絶対置いて行かないでください。例え少しの時間でも車内はすぐに暑くなってしまいます。エンジンを掛けたままでも故障等で止まってしまう可能性もあります。
夏のお散歩は日の出前か日没後にしましょう。犬の肉球は人間だと裸足と同じ状態です。鉄板のように熱い道路を歩かせると火傷をしてしまいます。お散歩前は道路に手を置き、温度をチェックしましょう。
これからの季節、人もペットも熱中症にならないように気をつけましょう。
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