わんちゃんのダイエットを成功させる4つの方法
いつもペトロアのブログをご覧いただき、ありがとうございます!
今回のテーマはわんちゃんのダイエットについて!この投稿にたどり着いたということは、わんちゃんの肥満を指摘されたのではないでしょうか?
ダイエット指導は動物病院勤務時代は、看護師の仕事でした。この指導を始めたばかりの頃はわんちゃんがどうしたら痩せるか?わんちゃんがダイエット食をどうしたら食べてくれるか?と『わんちゃん』をどうにかしなければいけないという事ばかりに目が行っていました。しかし途中で気付きます。どうにかしなければならないのは、わんちゃんではなく飼い主さんなのではないかと…
よく考えてみてください。わんちゃんはどうやって食べ物を手に入れていますか?自分で冷蔵庫を開けたり、コンビニに行って買い食いをしたりする子はそうはいないと思います。わんちゃんは飼い主さんから貰った物しか口に入れていません。つまり、わんちゃんの食べるものを決めているのは飼い主さんなんです。
わんちゃんに対しての指導と思われがちですが、ダイエット指導はズバリ!飼い主さん指導なんです。
わんちゃんがたくさん貰わないと納得しないのでついついあげてしまう。という声もよく聞きます。しかし実はわんちゃんは量をたくさん貰うより、回数をたくさん貰う方が満足するんです。
私はお客様のわんちゃんにおやつを与える際は、ジャーキー1つでも小さくちぎってチマチマ与えます。与える時にお座りやフセ等のコマンドが分かっている子には、コマンドに従ったらその小さなジャーキーをあげます。
コマンドが分からない子にも、名前を呼んで目が合ったら与えたり、片手に隠してどっちに入っているか?など何かアクションをすると食べられるようにしています。
これは飼い主さんとわんちゃんの大切なコミュニケーションになりますし、本来狩りなどの仕事を持っていたわんちゃんにとっては、頭を使わないと食べられないというのは、とても大きな脳への刺激にもなります。今のわんちゃん達は何もしなくてもご飯が食べられるので、ニートなんて言われています。エネルギーの発散場所がないためそれが破壊などの問題行動に繋がるのです。
また貰う回数が多くなるので、わんちゃんの満足感も大きいです。
ではダイエットを成功へ導くための4つのポイントをお伝えします。
①わんちゃんが1日で食べているものを全て書き出してみましょう!ドッグフード、おやつ、ふりかけ、野菜など全て。
その中に総合栄養食と書かれた物はありますか?カリカリのドライフードやチュールにも総合栄養食と書かれたものもあると思います。総合栄養食はこれだけでわんちゃんに必要な1日分のエネルギーや栄養素などが全て賄えます。
つまり総合栄養食とお水を与えていれば、わんちゃんは他に食べなくても十分な栄養を取れているのです。
②総合栄養食以外に与えているものは、今日から止めましょう。
本気で痩せさせたいと思ったら、オヤツを一切やめるのが一番だと思います。数日はおやつがもらえないことにわんちゃんも不満を訴えて鳴くかもしれませんが、グッと心を鬼にして負けないようにしてみてください。そうするとわんちゃんもどんなに訴えてもダメなんだと諦めがつくハズです。数日が勝負です!
いきなりおやつを無くしてしまうのは、わんちゃんにも飼い主さんにもストレスなのであれば、1日分のドッグフードを朝夕とオヤツの三回に分け、ご褒美として与えるものをこのオヤツから与える方法もおススメです。
またオヤツでコミュニケーションを取らない分、たくさん撫でたり遊んだりしてオヤツに代わったコミュニケーションを取りましょう。
きっと、わんちゃんも満足するハズです。
③1週間に1回は体重と肋骨チェック!
1週間に1度はわんちゃんの体重の変化を知るため、体重を測りましょう。人間用の体重計で事足ります。わんちゃんがじっとしてくれない場合などは、飼い主さんが抱っこして一緒に測り、その後飼い主さんの体重を引けばわんちゃんの体重が分かります。大型犬で抱っこが難しい場合は、動物病院で体重測定だけすることもできます。大概無料ですのでそちらも利用していただくと良いと思います。
体重と一緒に肋骨チェックもしましょう。わんちゃんの肋骨を軽く触って肋骨が感じ取れるのが理想の体型です。わんちゃんの後ろ姿を写真に残しておくと変化が分かって面白いですよ!
④一番重要!!家族みんなでダイエットに挑みましょう!
ダイエットの最大の敵は、家族間での意見の相違です。
『お母さんは一生懸命ダイエットを頑張っているのに、おじいちゃんやおとうさんがこっそりオヤツを食べさせていた!』
これもダイエットあるあるです。これではいつまでたってもわんちゃんは痩せませんし、頑張っている方が疲れて諦めてしまう事にも繋がります。
ですので家族間での意見の合致は絶対に必要です。ダイエットを始める前にまず最初にすべきことの1つです。
このままダイエットをしないと出てくる弊害等をお話し、それと同時に痩せたら得られるメリットもお話すると理解を得やすくなると思います。
いかがでしたか?
動物病院等で肥満を指摘され、恥ずかしさや落胆をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?そう感じてしまうのは誰もが同じですし、当たり前です。
しかし、その指摘を悪く捉えてしますのではなく、わんちゃんネコちゃんが質の良い生活を送るための気付きを貰ったと捉えてみたらいかがでしょうか?
やりたい時が始め時。
子育てでこんな言葉がありますが、これを私は
言われた時が始め時
まさに言われた時が、ダイエットの始め時だと思っています。
ダイエットの進め方等で迷いが出ましたら、ご相談も承ります。電話、メール、zoomでの対面(30分)も可能です。ご予約お問い合わせは下記からお願いいたします。