ペットの夏対策②

2021.8.12 15:15
三原千尋
ペットの夏対策②

ペットの夏対策①はこちら↓

ペットの夏対策

三部作でお送りしております、ペットの夏対策。今回は第2回目の、

こんなペットや、こんな時はご用心!!です。

こんなペットはご用心!!

・鼻ペチャさん🐽

パグやシーズー、フレンチブルドッグなどの鼻ペチャ犬。ペルシャや、エキゾチックショートヘアなどの鼻ペチャ猫。いわゆる短頭種です。

皆、愛嬌のある顔をしていてかわいいですよね!私もシーズーが一番好きな犬種だったりします。

シーズー
パグ(いぬのきもちWebより)
フレンチブルドッグ(いぬのきもちWebより)
ペルシャ(ねこのきもちWebより)
エキゾチックショートヘア(ねこのきもちWebより)

ですが、彼らは品種改良で鼻を短く短くされた種です。そのため長頭種に比べ、鼻の穴が狭く、気管が細くなっています

また、気道の奥の軟口蓋が長く、垂れ下がっているため気道を塞ぎやすい構造になっています。

犬を横から見た図です

そのため、元々呼吸が苦手です。特に犬は呼吸(パンティング)で体温を下げると、前回の記事でお話ししました。呼吸が苦手=体温を下げにくい=熱中症になりやすいため注意が必要です

・肥満な子

肥満の子は脂肪がたくさん付いているため、熱がこもりやすく、逃がしにくいです。普段から食事量に注意し、適正体重を保ちましょう

心臓の悪い子

ワンちゃんの場合、パンティング(ハアハアすること)で体温調節をしますが、このパンティングは心臓をたくさん動かさないとなりません。心臓の機能が落ちている子にはとても大きな負担です。熱中症の危険もですが、心臓への負担が特に心配です。そのため室温の管理は特に重要です。

こんな時はご用心!

《熱中症の初期症状》

・いつまでもパンティングが続く

・ボーッとしている、目が虚ろ

熱中症が疑われる場合は、すぐに体を冷やしてください。濡らしたバスタオルで体をくるんで、扇風機等で風を当てるエアコンで室温を下げる。体格の小さな子であれば、冷水に浸けることができます(氷水は体温を下げすぎるため×)応急処置と平行して、動物病院にも連絡しましょう

《熱中症が重症化している場合》

・下痢・嘔吐・震え・意識消失

命に関わるとても危険な状態ですので、すぐに動物病院へ連絡して、指示を仰ぎましょう

夏のお留守番、お部屋を涼しくしていっても、エアコンが止まっていないか、体が不自由な子だったら熱い場所で身動きが取れなくなっていないか。など心配は尽きません。

そんな時は、私たちペットシッターの出番です。ペットちゃんの様子はもちろん、エアコンの動作確認、部屋の温度確認もいたしますので、安心してお仕事や外出をしていただけます。

ペット訪問ケアサービス PetLoaペトロア