猫草って何だろう？
ホーミセンターで売られている「猫草」。1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？
猫が食べる草？本当に食べて良いものなのか紹介します。
●猫草とは？●
猫草とは猫が好んで食べる草のことで、「猫草」と言う植物ではありません。
一般的な猫草はイネ科のエン麦や大麦、猫じゃらしを使用しています。
●猫が草を食べる理由●
毛づくろいの際に胃腸に入った毛を猫草が絡め取り、毛と一緒に吐き出しやすくしたり、うんちとして排出することで毛球症予防につながります。また、食物繊維を摂取することで便秘予防にもなります。
食べた猫草を嘔吐で出すか排便で出すは個体差があります。
肉食動物である猫にとって栄養面では猫草の摂取は必ずしも必要ではありません。嗜好品の1つとして与える程度にしましょう。
●与えるときの注意点●
・食べ過ぎ注意
猫草の食べ過ぎてしまうと、過剰な嘔吐をしてしまい食欲低下の恐れがあります。胃腸機能が整った1歳以上の成猫に与えるようにしましょう。また高齢猫は胃腸機能が低下している為、下痢になりやすいので注意が必要です。
・成長した葉に注意
草が成長していくと葉が固くなっていきます。固くなった葉は内蔵を傷つける可能性があるので若い葉を与えるようにしましょう。猫ちゃんも自分で柔らかい葉を選んで食べる傾向があります。
・与えてはいけない植物に注意
室内で育てる植物の中に猫ちゃんにとって危険な植物もあります。間違えて食べてしまわないように管理しましょう。
★ユリ科の植物…ユリを挿していた花瓶の水を摂取するだけでも、重篤なケースに陥るおそれがあります。
★ナス科の植物…猫ちゃんにとって危険なアルカロイドと呼ばれる成分がナス科の植物に含まれています。
★ツツジ科の植物…グラヤノトキシンという毒性物質が含まれていて、猫にとっては危険です。
猫草を他の植物から離し、間違えて食べてしまわないように注意しましょう。
猫草は毛球症予防や便秘予防になりますが、与え過ぎや誤飲に気をつけましょう。
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