うめ、混合ワクチンを接種しました!

2022.1.28 16:43
千野はる奈
うめ、混合ワクチンを接種しました!

こんにちは!スタッフ千野です。

今日はうめの混合ワクチンを打ちに動物病院へ行きました。普段は人が大好きでお尻をブリブリさせるのですが、病院だと分かった瞬間から((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルでしたw

体重、心音、触診をした後はいよいよお注射です。先生にお尻を向けるもんか!!と抵抗していましたが、飼い主の千野には敵わず。くるんと先生にお尻を向けられ、うめに合った保定(獣医師や犬、飼い主などがケガしない様にかつ診察がやりやすい様に)をしたらお尻にプスリ!

いい子にワクチン接種をさせてくれたので褒めて診察は終了です。あっという間でしたが、本人(うめ)はしょんぼり…。家に帰っても千野と距離を取り、ふて寝していましたw

前回は狂犬病ワクチン予防接種についてブログを書いたので今回は混合ワクチンについて書かせていただきます。

犬のワクチンは、重要度が高い順に「義務」>「コアワクチン」>「ノンコアワクチン」の3つに分類されます。義務とされているのは「狂犬病ワクチン」で、狂犬病予防のために、年1回の接種が義務付けられています。「コアワクチン」は、義務ではないものの、感染率と感染後の致死率が高いことから、すべての犬にワクチン接種が強く推奨されています。「ノンコアワクチン」も義務ではなく、こちらは生活環境や居住地域などにより高い感染リスクが想定される犬のみを対象とするものです。これらのワクチンは、動物病院で接種してもらえます。

「コアワクチン」の対象となる代表例は、犬ジステンパーウイルスや犬パルボウイルス、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルスⅡ型などです。犬ジステンパーは、ワクチン未接種の子犬が感染すると重症化しやすく、死亡率も高い病気です。犬パルボウイルスも同様に、抵抗力の弱い犬の感染率や死亡率が高く、飼い主さんの服や手に付着したウイルスから感染することもあります。そのため、ドッグランやペットホテル、ペットサロンなど他の犬も利用する施設では、3種以上の混合ワクチンの接種証明書の提示が求められることがあります。証明書はワクチン接種を受けた動物病院で発行してくれます。ウイルスに対する抗体のつき方は犬の個体により異なりますが、コアワクチンは比較的その効果が長持ちすることが最新の研究で分かり、3年に1回の接種が推奨されています。

「ノンコアワクチン」に分類されるのは、犬コロナウイルスや犬パラインフルエンザなどのワクチンです。コアワクチンの感染症ほど危険性が高くはありませんが、多頭飼いなどで、通常よりも感染リスクが高いと判断されれば、ワクチン接種を勧められることがありますので、接種の必要があるか動物病院で相談をしましょう。ノンコアワクチンは、年1回の接種が推奨されています。

混合ワクチンで予防できる感染症と費用
※動物病院により、値段や含まれるワクチンが異なる場合があります。

ワクチン接種は感染症予防になりますが、副作用のリスクもゼロではありません。いくつかの注意点があります。

ワクチンは、できるだけ健康な状態のときに受けさせるのがベストです。また、狂犬病ワクチン接種と同時に混合ワクチン接種を受けさせることは避け、持病のある犬の場合は、治療を優先して「ワクチンを打たない」という選択肢もあります。直近での治療の有無やワクチン接種歴、以前にワクチンで起きた副作用などがあれば、事前に獣医師に伝え、総合的な判断を仰ぎましょう。

愛犬の体調がよく、元気であることを必ず確かめておきましょう。ワクチン接種を予定していても、当日の体調や機嫌が悪そうであれば、後日に変更するほうが安心です。健康な犬であっても、ワクチン接種後には少しぐったりとすることがあります。接種当日は長距離の散歩や激しい運動は避け、疲労回復を優先しましょう。万が一、愛犬の体調に異変がみられた場合に動物病院の診療時間内に相談できるよう、ワクチン接種は午前中に済ませておくことが大事です。

子犬の場合、母犬の初乳からもらった免疫が薄れてくる生後2カ月頃が、1回目のコアワクチンを接種する時期の目安になります。その後、1回目の接種から3~4週間後に2回目、さらに3~4週間以降に3回目の接種を受けさせることが推奨されています。ただし、子犬の場合、一度に多くの種類のワクチンが体内に入ると副作用のリスクが高まることもありますので、愛犬にいつ、どのワクチンを接種するかは、必ず獣医師と相談をして決定しましょう。

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