我が子の老後と向き合う

2021.7.21 23:44
櫻井一恵
我が子の老後と向き合う

前回、ペットも人間も寿命が延びているというお話をしました。
この10年、確かにわんちゃんとねこちゃんの寿命は
人間と比べても飛躍的に延びているそうです。
健康でいてほしいと願っていても、やはり歳を重ねると、
体の機能が弱ってきてしまうこともあります。
そんなとき、どのように向き合っていったらいいのか、戸惑うこともあるかもしれません。
そんな日々を過ごす方にインタビューしました。

心臓病を患うわんちゃん(17歳)と暮らすTさん

Tさんのお宅には保健所に保護されていたわんちゃんがいます。
推定17歳。一緒に暮らしてだいぶ経ちますが、やはり歳を重ねたせいか、
調子が悪くなってきました。
動物病院へ行くと、心臓病が見つかったそうです。
心臓病を患うと、ちょっとした気温の変化でも体調を崩してしまうそうで、
自宅の環境を整えるのに神経を使います。

だんだん弱っていく我が子を支えるために

最近では、元気がなくなり、運動を嫌がるようになりました。
Tさんは自営業なため、日中もそばにいることができ、様子も常に見ています。
家の温度はできるだけ一定に保ち、オムツの交換する毎日。
投薬、食事の管理もかかせません。
そんな日々の中、Tさんは「老犬介護士」の資格を取得。
「今までは普通に出来てた事が大変そうなのを少しでも補助したくて取りました。
急に身体の不調とか少しでも知識があれば助けになるかなぁって。親バカです」
と笑顔でお話をしてくれました。

お互いに楽しく過ごせるのが一番

とはいえ、 介護はする側も思いのほか消耗してしまうといいます。
まだ勉強途中のTさんですが、この前、発作がおきた時、
症状の観察や、呼吸、脈など冷静にみることができたそうです。
「この病気は投薬が本当に重要。
自分の急用で薬を飲ませることができなかったらどうしよう。
災害が起こったらどうしようと今まで不安でした。
ペトロアさんのことを知り、私のお守りになりました」
飼い主さんも元気に楽しく過ごすために、
きちんと頼れるところは頼っていけたらいいですね!

前回も登場したルーナちゃん。
2011年6月9日生まれです。
大きな声で読んでも聞き取れる名前がいいとルーナという名前にしたそうです。
ルーナちゃんはとってもおとなしくて甘えん坊。
気が付くと何日も鳴き声を聞いてないということもあるそうです。
電車が大好きで、お散歩中、電車の音が聞こえると、
必ず止まって電車が通りすぎるのを見るそうです。