心肺蘇生レクチャーが  お役に立てたお話し

2023.1.5 11:46
三原千尋
心肺蘇生レクチャーが  お役に立てたお話し

いつもペトロアのブログをご覧いただきありがとうございます。

今日は私たちが開催した《緊急時対応セミナー》が、ほんのちょっとお役に立てたお話をさせていただきます。

このセミナーは、てんかん発作が起きた時の対処法や誤飲誤食した場合、動物病院に搬送する手順などの、『わんちゃんネコちゃんと生活するうえで、起こりうる緊急事態の対処法』についてお話ししました。その中の1つとして心肺蘇生がありました。

このセミナーにご参加いただいていたAさん。

高齢のわんちゃんと生活され、もし何かあった場合に、とご参加いただきました。

セミナーでは座学の後に、心肺蘇生の実技も行いました。実際のわんちゃんで行うことは出来ませんので、ペットボトルと、ワンちゃんの書かれた紙を使って行いました。

これはCRPトレーニングボトルプロジェクトという実際に人で行われている、ペットボトルで心肺蘇生訓練をするプロジェクトを参考にしました。

心肺蘇生レクチャーの様子
ペットボトルを使った心配蘇生

このセミナーから2か月後、AさんからこんなLINEをいただきました。

愛犬が永眠いたしました。17歳でした。遠方からの家族を待つ間、呼吸が止まりました。その時にセミナーで教わった心肺蘇生をしたところ、再び息を吹き返し、家族が揃うまで頑張ることが出来ました。本当にありがとうございました。

この内容にとても驚きました。まさか私たちが開いたセミナーが、わんちゃんとご家族を繋ぐ最後の架け橋になったとは…。

ですが心肺蘇生方法を知っていたとしても、咄嗟に出来るとは限りませんし、わんちゃんが戻ってくるとは限りません。

誰もがパニックになる状況で、冷静に判断し行動出来たAさんのパワー。そして家族に会いたいというわんちゃんのパワー。

これが大きなパワーとなり、この様な軌跡を起こしてくれたのだと思います。私たちはほんのちょっとお力を貸しただけに過ぎません。

ですが最期に家族に囲まれて逝けたこと。みんなで見送れたこと。本当に良かったと思いますし、セミナーを開催して良かった!お役に立てた!これからも頑張っていこう!と思える出来事となりました。

今後も定期的にセミナーを開催予定です。直近ですと、1/21㈯に『猫好きさんに贈る。ねこ猫セミナー』を開催します。

猫好きさんお待ちしてます

予約制です。予約は下記またはLINEでお願いします。