犬の首輪とハーネス、どっちがいいの？
こんにちは。スタッフ千野です。
先日、わんちゃんのシッターのご依頼がありました。お散歩やご飯、お水の交換と飼い主様の不在時にペットのお世話をします。わんちゃんの場合はお散歩にも行きます。
そのわんちゃんは首輪にリードを着けてのお散歩です。引っ張り癖のある子だったので呼吸が苦しそうで、苦しくないように私も早歩きになってしまいます。しかし引っ張るから結局、呼吸は苦しそう…。
呼吸が苦しそうな子や老犬、引っ張り癖のある子にはハーネスを飼い主様に勧める事もあります。首輪とハーネスのメリット、デメリットをこの機会にお伝えしたいと思います。
・首輪のメリット、デメリット
メリットは飼い主様の指示が直接そして速く伝わる事です。飼い主様の横について歩くことを教えるためには指示がすぐ伝わるほうが良いとされています。そして常時、迷子札や狂犬病接種済の鑑札を着けていられることです。もしもの時、迷子札が付いていると心強いですよね。首輪の方がハーネスよりわんちゃんの体に触れている部分が少ないこともメリットになります。
デメリットはわんちゃんの首や気道に負担がかかることです。パグやフレンチブルドッグなど鼻ぺちゃの短頭種や、チワワやトイプードルなど体が小さく首の細い小型犬には首に負担がかかる首輪はお勧めできません。引っ張り癖のあるわんちゃんも首に負荷がかかるので気道を圧迫してしまいます。
・ハーネスのメリット、デメリット
メリットは首輪とは違い、首に負担がかからないことです。首から胴体に負担が分散することで散歩時でも呼吸が楽になります。また、わんちゃんが興奮してリードだけでは制御できない時もハーネスを直接持つことで制御できるようになります。
デメリットとしては種類が多く、構造が複雑なハーネスがあることです。ホームセンターなどペット用品売り場に色々な種類のハーネスがあるとどれを買って良いのか迷いますよね。中には体からすっぽ抜けることもあるんだとか。確かに、冬に犬も連れていけるゲレンデでゴールデンレトリバーが飼い主様の履いたスキー板にびっくりして後さずり、ハーネスが抜けて脱走したのを見たことがあります。また”引っ張り癖が増す”とも言われています。
ずばり！ペトロアスタッフとして、犬を飼っている１人の飼い主として私はハーネスをお勧めします。やはりわんちゃんの体の負担を考えるとハーネスですね。どんなハーネスが良いのか迷ったこともある千野ですが、参考程度にハーネスの種類を紹介します。
ハーネスには大まかにベルトハーネス、ソフトハーネス、ベストハーネスの３種類があります。
・ベルトハーネス
ベルト幅で作られたハーネスです。長さ調節ができるので愛犬に合ったサイズにできます。
リードを胸元に着けることにより引っ張り癖を軽減する効果がある、イージーウォークハーネスを言うものもあります。
・ソフトハーネス
胴や背中にあたる部分がクッション素材で作られているハーネスです。
・ベストハーネス
他の２種類より機能性は落ちますが、デザインが豊富でわんちゃんのファッションアイテムのハーネスです。
首元のサイズ調節ができないので愛犬ピッタリのサイズを見つける必要があります。
いずれのハーネスは散歩中に使う物になるので首輪のように常時、迷子札や監察を身に着けていることができません。
首輪とハーネス２重に着けるのがベストな方法だと思います。ちなみに首輪やハーネスのサイズを調節する目安として、大人の指１本分の隙間があるようにすると良いですよ。
年齢や性格、わんちゃんの体に合った首輪やハーネスを見直してみませんか？
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