もしもの時、慌てないために出来ること⑴
こんにちは!
ペトロア ペット災害危機管理士の北原です。
今回は、もしもの時に備えておくと良いことをお伝えしていこうかなと思います。
さて、突然ですが、もしもの時とは何の時でしょうか?
...
分かりますか?
そうです!災害時の事ですね!!
9月1日は防災の日ですね。
非常時の備えはしていますか?
自分の事はまあまあ準備しているけども、ペットのことまでは...
と思ったそこのあなたは、ここからよ~く読んで頂きたいです。
まず、災害が起こったら一番に考えないといけないことですが、
これは命を守ることです!
ペットを飼っている方は自分の命とペットの命を守る事!になりますね。
ですので、防災の目標は命を守ること!になります。
それと、災害発生時には3つの力が必要で
それが自助、共助、公助と言われています。
聞いたことがあるかもしれませんが、
自助は飼い主さん一人ひとりが取り組む、自分の事はなるべく自分で守る
共助は獣医師やペット災害危機管理士、NPO、町会の市民などで力を合わせる
公助は行政との連携
と考えてもらえれば良いと思います。
大地震などの災害が発生すると、多くの方が救助を待つことが考えられます。
消防や場合によっては自衛隊などが出動しますが限りがあります。
日頃から自分の身とペットの安全は自分で守るように心がけて準備しておく事で
もしもの時に減災(被害を減らすこと)できます。
では、どうすればいいかをお伝えしていきますね。
はじめに家の中の対策を考えてみましょう。
ペットがいつも過ごしている場所の安全は守られていますか?
・ケージは必要であれば固定しましょう。
・ケージの上部には物は置かないようにしましょう。
・家具やケージの配置には気を付けましょう。
・家具などが倒れた場合、ケージを潰さないよう、固定すると共に配置に気を付けましょう。
・とっさにケージから逃げてしまった場合でも捕まえられるよう、大きめの布をケージのそばに用意しておきましょう。
国は平成25年に【災害時の避難はペット同行が望ましい】というガイドラインを策定しました。
これは、ペットと同行で避難した方が飼い主さんの心的ストレスを減らせるということと、
同行避難せずにペットが逃亡した場合の繁殖リスクなどを減らせるという事から策定されました。
ということは、避難所へはペットと一緒に避難することになりますね。
あなたのペット以外にもペットを連れてきている方もいるはずですし、
中にはペットが苦手な方も避難所にはいるかもしれません。
ここで重要なのは、あなたのペットへのマナーやしつけが重要になってきます。
大人しくハウスをしていられるかや、トイレが出来るか、不必要に吠えないなど、普段から基本的なしつけをしておく事が大切です。
そして、不妊手術も考えて頂きたいことの一つです。
例えば、避難所で沢山のペットが避難していたら望まない妊娠をしてしまう、させてしまう可能性があるかもしれません。
将来的な病気の予防も期待できますので、検討してみてください。
さらに、災害時ペットが逃げてしまった時のことを考えてみましょう。
少しでも見つかる可能性を高くするために、普段から迷子札を付けておくなど対策をしておく事が大切です。
ペットの写真を撮っている方も多いと思いますが、その場合には顔の写真と、全身の写真両方を撮っておいて、
ペットの特徴が分かるようにしておくと良いです。
場合によっては、マイクロチップを入れるなどすると発見できる可能性がより高くなります。
少し長くなってしまったので、続きは次回にしますね!
これを読んだら
まずは、お家の中のペットの過ごしている場所は安全か点検をしてみてくださいね!